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三枝 幹雄; 森山 伸一; 藤井 常幸; 木村 晴行; 佐藤 正泰; 細金 延幸; 根本 正博; 山本 巧
Nuclear Fusion, 34(2), p.276 - 282, 1994/00
被引用回数:15 パーセンタイル:56.84(Physics, Fluids & Plasmas)JT-60U ICRFアンテナの極めて良好な結合特性が確認され、加熱に適した逆相モードにて5MWまでの加熱入力が達成された。逆相モードでは、1~5.510mの広い平均電子密度領域にて、アンテナのファラデーシールドからプラズマのセパラトリックスまでを13cmまで離した状態で約4の結合抵抗が観測され、良好な加熱結果が得られた。これらの結果は、核融合炉用アンテナの設計に対して、プラズマから第一壁やファラデーシールドへの熱負荷の低減に大きく寄与しうる。一方同相モードでは、ファラデーシールドからセパラトリックスまでを33cmまで離しても結合抵抗がなお5程度得られたが、加熱効率は逆相に比べ著しく低かった。